2003年血管疾患手術数調査

 2003年の本邦における血管外科手術数調査が,2004年 3 月をもって回収作業を締め切り,集計結果を公表する運びとなりました.ご多忙の中,ご協力を頂きました諸施設の先生には,こころより感謝申し上げます.詳細はこの後に掲載されているとおりであり,また日本血管外科学会ホームページの“その他の情報”欄にも公開致しますが,概略を申し上げますと,調査施設数791,そのうち205施設が手術を行っていないとのご回答があり,586施設から回答を頂き,アンケート実質回収率は71.0%でした.全国 7 地区では東北,関東甲信越,九州の回収率が70%以下で低く,次年度の改善が期待されます.疾患別では大動脈瘤(下行胸部以下)6,237例,動脈閉塞10,273例,その他の動脈手術1,451例(動脈疾患合計17,961例),静脈13,596例,その他10,008例:全手術合計41,565例でした.特出すべき結果として,今回の調査では頸動脈内膜摘除術(CEA)がわずか146例でしたが,2003年脳神経外科学会の同様の調査では,CEA 2,395例,頸動脈ステント1,851例,合計4,246例と報告されており,これを加えると本邦でも頸動脈狭窄が最も多い動脈疾患であることがわかりました.以上から,本邦の動脈手術は,回収率70%,脳外科のCEA,および内科・放射線科におけるPTAなどを考慮した場合,28,000例前後と推察されます.各地区毎の回収率,集計結果,手術数と施設数の関係などはホームページをご覧ください.
 今回の調査に当たっては,記入法に関する種々のお問い合わせや調査内容の改善のご意見などを頂戴致しました.また,集計上若干の重複が発生した部分もみられました.これら今回の結果を踏まえて,次年度からは日本脳神経外科学会や血管内治療学会などとのデータ交換,調査表や調査内容の改善,調査対象施設の登録およびデータ入力のコンピュータ化など,情報や調査方法の整備をすすめる予定です.
 ご多忙にもかかわらず積極的なご協力を頂きました諸先生に重ねて御礼申し上げます.

特定非営利活動法人
日本血管外科学会


日本血管外科学会学術調査 2003年(1月1日~12月31日)Excelデータ
ダウンロード[JSVS2003survey.zip]


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