National Clinical Database データ検証についてのお願い

外科関連専門医制度委員会及びNational Clinical Databaseより、について下記の通り依頼がまいりましたので、ご案内申し上げます。 
 
 


平成28年7月28日

National Clinical Database
登録施設長・診療科長各位

 

外科関連専門医制度委員会
委員長 國土典宏
(一社)National Clinical Database
代表理事 岩中 督

 

National Clinical Database データ検証についてのお願い

 

 平素よりNational Clinical Database(以下、NCD)にご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。2011年1月1日に開始されたNCDは、多数の医療機関のご参加を頂き、臨床現場の先生方のご尽力により日々データが集積されています。

 NCDでは、その事業目的として、臨床現場の医療情報を体系的に把握し、医療の質向上に資する分析を行うことで、市民の皆様に最善の医療を提供し、適正な医療水準を維持することを掲げております。また、NCDは外科専門医をはじめ外科関連の多くの制度と連携し、NCDのデータによって本邦で行われている手術の実態が把握されるだけでなく、医療水準を示すエビデンスが創出されつつあります。我が国全体ならびに個々の施設の医療水準を適切に評価するためには、登録データの検証を行いデータベースの質を担保することが不可欠です。そのため、NCDでは毎年無作為抽出によって診療科を選定し、実際に医療機関を訪問してデータの質を検証する事業を実施し、登録施設と臨床現場において様々な意見交換をさせていただいています。このような根拠に基づいた検証の中で、各領域の専門性を客観的に示し、プロフェッショナルとして、社会に対する説明責任も同時に果たしていくことになります。

 日常の診療でご多忙のことは重々承知をしておりますが、NCDより施設訪問によるデータ検証に関するお願いのご連絡を受けられた際は、ご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。なお、NCDデータは各種領域の専門医や指定・関連施設の認定の根拠としても使用されます。ゆえに、施設訪問をお引き受け頂けない場合には、NCDは各専門医制度・関連学会に報告することになっており、登録されたデータが専門医制度関連の作業に使用できなくなる可能性がありますことを申し添えます。

National Clinical Database データ検証についてのお願い
※上記記載内容のPDF版となります。