日本血管外科学会雑誌編集委員会からのお願い

 会員の皆様におかれましては、日頃より日本血管外科学会雑誌をご利用、ご愛読いただきありがとうございます。
 昨今、臨床倫理や研究倫理について、学会としてより公正に施行されるよう学会員への啓発と教育を行っております。また学会員が社会に対してもしっかりとした説明責任を果たせるよう指導してまいりました。学会雑誌においてもその性質上、研究倫理の審査を厳密に行うように適宜努力しております。今般、科学技術振興機構(JST)のコンサルテーションを利用して、学会雑誌投稿規定を全面的に刷新しました。これを機にいくつかの点で、会員の皆様へご注意とお願いを申し上げます。
 日常臨床で使用する薬剤、医療機器(人工血管、ステント、ステントグラフトなど)は、医師の裁量で臨機応変に使用して治療を行うことは当然です。ただし、学会雑誌への論文掲載については、その性質上、原著論文、臨床研究では各施設の倫理委員会(IRB)の承認を経てご投稿いただくよう、以前から周知させていただいておりました。症例報告(一例報告も含む)についても、使用する薬剤、デバイスが保険適用外の使用であれば、IRBの審査と承認を得ていることを条件としております。特にステント、ステントグラフト の使用においては、添付文章上の「禁忌」「原則禁忌」に当たる使用については、緊急使用も含め、事後であってもIRB承認を得てからご投稿いただきたく存じます。詳細は以下のサイトをご覧ください。(http://www.jsvs.org/ja/publication/20201106.pdf)
 日本血管外科学会では、著者らの許諾を得て海外の血管領域のガイドラインを邦文化して会員および一般の方々に公開することを責務と考えてまいりました。当雑誌ではその邦文訳論文を、新たに設置した「ガイドライン解説」という種別で掲載しております。広く皆様にご利用いただけますので、どうぞご覧いただきたく存じます。なお、これらのガイドライン翻訳版を論文の引用文献として選択される場合は、必ず原典もあわせて引用いただくようお願い申し上げます。
 また、雑誌編集委員会では、投稿論文の早期審査を心がけております。そのためには査読いただく、主に評議員の先生方に可能な限りの早期の受諾回答、査読返送を切にお願いする次第です。どうぞよろしくお願いいたします。
今後とも当雑誌が日本血管外科学会機関紙として発展するよう、委員会一同努力する所存でおります。会員の皆様におかれましては、引き続き当雑誌へのご協力をよろしくお願いいたします。

日本血管外科学会雑誌編集委員会 委員長
関西医科大学総合医療センター 血管外科
駒井宏好